読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

デンシノオト

音楽の印象。

Francisco Meirino, Miguel A. García『Nonmenabsorbium』(Idiosyncratics/2017)

f:id:post-it:20170130134909j:plain

 スイスの電子音楽家/ノイズ作家Francisco Meirinoの音は神経的だ。神経へと効くノイズ。アディクションするノイズ。硬く、明瞭で、運動的であり、しかし同時に繊細。単に快楽的というだけではない。それは機械的な、工作的な音の連鎖と生成である。スペインはバスク地方出身のMiguel A. Garcíaとのコラボレーション作品でもある本作でもその魅力は変わらない。無入力ミキサー、モジュラーシンセ、フィールドレコーディングなどを駆使したノイズは、Francisco Meirino関連の最新作であるだけではなく、現在の電子音楽の進化を実感できる作品に仕上がっている。過激にして、微細。微細にして過剰。ノイズ/ミュージックの現在がここに。リリース元の〈Idiosyncratics〉は、ベルギーのレーベル。